「encyclopedia」=百科全書。
「歩くエンサイクロペディア」と呼ばれていた「南方熊楠(みなみかたくまぐす)」《→Wikipedia参照》。この男の生涯を、水木しげるが書いた「猫楠(ねこぐす)」という本が角川ソフィア文庫からでている。
この作中、第4話の冒頭2ページ目から3ページ目の、熊楠が「人の心」について話すくだりがある。
「わしは思うんじゃが、/人の心は1つではない。/3つ4つ集まってできたもんじゃ。/心の中で、/心が心に伝達するさまを体験しとるのじゃ。/このいくつかの心は、/常に変化しつつ/複合しちょる。/即ち3つ4つある。/人の死後、/心の複合体は全て消滅するわけではなく、/多少残存する。」
んー。
この考え方は初めてだったもので、すっかり興味をもってしまい考え込んでしまった。これぞ体験論(実話だとして)の強みであり、「全くの信憑性の無さ」というおまけ が漏れなく付いてくる。
この、南方熊楠 、「言動や性格が奇抜で人並み外れたもの」であったらしく、是非とも生前を生で見てみたいものである。
…。それは置いといて、何が言いたいかというと、水木しげるの作品群の中で、やはり有名なのは「ゲゲゲの鬼太郎」なわけです。しかし、水木作品群は鬼太郎以外にも数々の名作で溢れているんです。シュール。かつ、安定感が抜群なのです。
ほんと数があり過ぎて列挙できませんが、妖怪もの以外だってたくさん。妖怪辞典系や自伝系を除いても、「劇画ヒットラー[ちくま文庫]」や、「コミック昭和史[講談社]」、「今昔物語[中公文庫]」などなど。「ニッポン幸福哀歌(エレジー)[角川文庫]」とかはほんとにもうたまりませんね。もちろん、「ゲゲゲ」作品も最高です。他作品よりシュールさは控えめですが、やはり素晴らしい。なんかの機会に触れることがあったら、是非♪
▼水木しげるの妖怪ワールド
http://www.japro.com/mizuki/
pic. / via. <Havec> http://www.havec.fr/
